私たちの生活にヒーター(電熱技術応用品)がはじめて入ってきたのは、終戦後だと言われております。

 終戦を迎えた日本で間もなく電気コンロが誕生しました。そのコンロというのは、アルミの台にむき出しのクロームの電熱線が取り付けられただけの粗末なものではありましたが、その頃の民衆からは大変注目を集めました。

 数年後、ようやく都市の街並も整備し始められた頃には早くも「三種の神器」ともてはやされた電気洗濯機・電気冷蔵庫・電気掃除機が誕生しました。その後は次々といろいろな電熱技術の応用製品が店頭を賑わすようになってきたのもこの頃です。エアードライヤーや電気ポット、食パンが焼けるトースターなど、国民の生活を豊かにする製品を家庭に揃えるのがステータスとなりつつありました。

 その数年後には自動電気炊飯器や電子レンジが発明され、その次には電気ストーブ、ふとん乾燥機など、今では生活必需品である製品が次々と開発されていきました。

 このようにヒーターは人間社会を豊かにするためには切っても切れない大変重要な技術製品である事がご理解いただると思います。

 また、今日では地球環境問題として、Co
2排出による温暖化現象の防止が叫ばれております。

 弊社はもとより業界全体でもCo
2削減を踏まえた製品づくりを使命としております。またヒーターは、暖める技術としては最も地球環境に優しいことから、新たな注目を集めております。